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24 1月

日替わりセール(日替わりの売価引き)は、客単価を下げる

食品スーパーなど、日替わりの売価引きセールを、新聞折り込みチラシでやっていることが多い。

これは、絶対にやってはならない。
一見すると、集客したように感じられるが、客単価を下げる。

広告対象商品の売り上げが、対象日以外では落ちる。
これが最大の理由だ。

例えば、ジャガイモを買いたい人のケース。
その人がA店の広告を見て、今週の木曜日にジャガイモが特売だと知った。
今日は、火曜日。
A店に行って、ジャガイモを買うだろうか?
こういう場合、B店、あるいはC店を選択する可能性の方が高い。

生鮮食料品の場合、市場の動向に応じて、お買い得品が出てくる。

こういった商品については、Twitterでその都度、商品と価格をツイートするのがベストだ。
その日だけの特売とするのでなく、売切れるまでの間、特売を続ける形。

それ以外については、エブリデイロープライスとするのが正しい。

って、こんなこと言うと、チラシ屋(広告や印刷業者など)が儲からないんだよね。
31 8月

なんちゃって分煙の飲食店は、非喫煙者を遠ざける

いわゆる「なんちゃって分煙」のスタイルをとっている飲食店がある。

座る席だけを分けていて、仕切りがないケースだ。これは非喫煙者に敬遠される。

詳しい話に入る前に、日テレNEWS

世界最低レベル“受動喫煙”対策どう進める

東京の飲食店などでは「分煙」スタイルが浸透しているが、日本フードサービス協会は、お客さんが自由に選択すべきだとしていて、「分煙」を支持している。 たばこを吸うお客さんが離れてしまうことへの抵抗感もあるのかもしれない。一方、東京都の医師会は「分煙」では、煙を完全に防げないとして飲食店での全面 禁煙を求めている。

分煙スタイルでも、ちゃんとしたものもある。

空気を通さない仕切りを設け、出入りの際の空気漏れを防ぐように喫煙エリアを陰圧になるように排気し、エアコンなどの排気ダクトも別々にする。
これなら、煙は禁煙席に流れ込まない。

ところが、形だけの分煙をしてる店も多い。
酷い店だと、何の仕切りもない。煙が流れてくる。
これでは分煙の意味がない。なんちゃって分煙と呼ばれる形式だ。

こういう店は、非喫煙者を遠ざける。飲食店として一番やってはいけない。

分煙するならちゃんと分煙した方が良いし、いっそのこと喫煙可にした方が、まだましだ。
タバコの煙が流れてくる禁煙席ほど、気分の悪いものはない。

飲食店の禁煙化は、早い者勝ちだ。

これは、ゲーム理論で証明できるのだが、それは、また機会があれば。



7 6月

記者会見は、事前にその目的を明確にしておく

記者会見で、よく失敗するのが、弁護士同席のケースです。

法的対応の方向性と、危機管理広報の方向性は、全く違うことが多いです。

法的対応は、その後の訴訟において、民事的刑事的に有利になるように考えます。危機管理広報では、その後の印象が良くなるように考えます。
弁護士を同席させている場合、少なくとも危機管理広報のわかる人には相談していないことが明白です。
危機管理広報では、弁護士はもちろん、危機管理広報の担当者さえ同席しません。

わたくしどもがやるとしたら、カメラの後ろから、記者などにわからないように、サインを出すだけです。

そこで、記者会見の前に、目的を明確にしておきましょう。
その後の法的対応に有利になるのが目的なら、弁護士を同席させ、その後の印象が良くなるようにするのが目的なら、危機管理広報の担当者に相談しておくのが良いです。


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